日々リウマチの施術をしていると、よく聞かれることのひとつに、「運動はしたほうがいいの?」ということ。
リウマチでも運動はした方がいい?
答えは・・・?
出来るならした方がいいし、出来なければ出来る運動をした方がいい。
結局は、「リウマチでも運動はした方がいい」です。
が、こんな雑な答えでは良くないので、少し私の考えを書いていきます。
私は現在、月に常時50名以上のリウマチ患者さんを施術しています。
それだけの人数がいれば、年齢・症状・薬などさまざま。
下は10代(若年性リウマチ)から上は80代まで。
発症数週間の方から30年以上の方まで。
症状も1~2関節の比較的軽めの方から、車椅子で自力歩行がきびしい方まで。
薬も飲んでいる方もいれば、一切飲んでない方、副作用で飲めない方などなど、相当幅は広いです。
これだけ症状などに幅があるんですから、一概に運動はしろとか、するなとか言えません。
だから私の答えは、「出来る運動をするというのが正解です。」
多くの方は、運動というと比較的激しいものを想像しますが、それは出来る人はやればいい。
スポーツクラブなんかでマシン使って筋トレが出来る人はそれでもいいし、家で簡単なストレッチしか出来ない人はそれでいい。
そうは言っても、筋トレまで出来る人はリウマチ全体のどれだけいるか分かりませんが、ほとんどの人はそうもいきませんよね。
先ほど出来ることをやればいいと言いましたが、大切なのは、
- 異常緊張している筋肉はゆるめる
- 関節の可動域を広げる
主にこの二点です。
そして正しい動きを体に覚えさせるということ。
しかし、これがなかなか出来ない方が非常に多いです。
これがうまくできないと例えば、
- 支えれば動くのに、自力だと動かせない
- 歩き始めの一歩目が出ない
- とにかく動かし始めが痛い
- かばった動きになる
こんな状態になってしまい、他の部位まで痛くなってしまうということがよくあります。
「じゃあどうしたらいいのさ?」ってことですよね。
そんなときに非常に効果的なアイテムがこれです。
セラバンドというトレーニング用のゴムです。
ネットで検索するとたくさん出てきます。
これが効果的に使えるようになると、動きが格段に良くなります。
ただし、使い方によってはまったく効果をなさなかったり、逆に負荷をかけすぎてしまい傷めてしまうことも。
なので、もしやってみようと思った方は、くれぐれも気をつけてください。
先日告知しました「リウマチ自己療法講座」では、このセラバンドを使った自己療法(トレーニング)もやります。
かなり濃い内容の講座になりますので、お申込された方は期待していてください。
関節の可動域(動かせる範囲)や、動作中の痛みを大きく変化させます。
もしまだお申込していない方は、以下のページをもう一度よく見て、お早めにお申込ください。
http://think-ra.com/?page_id=573
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